電気ケトルは、容器底部にある金属プレートをヒーターで温めることによって、容器内の水を沸騰させる家電です。小さくて可愛い見た目をしながら1,000Wを超える消費電力で、電子レンジに引けを取りません。他の家電と一緒に使う際はブレーカーが落ちないように注意しましょう。
容量
それでは電気ケトルを選ぶ際はどういった点に注目すれば良いでしょうか。まずは容量です。
商品によって0.6 ~ 1.5L位まで幅があります。いくつかのメーカーの商品紹介ページでは、人数に応じて容量を選ぶべきという旨が書かれていますが、カップ1杯分のお湯であれば約1分で沸騰しますし、カップヌードルであれば300mlなので、2人分までなら一気に沸かせます。また、大きくなるにつれ本体が重くなり、そこがストレスに感じる可能性があります。そういった点から、当ブログでは0.8Lをおすすめします。
温度設定
基本的には従来のやかん同様、沸騰まで一直線ですが、お湯の温度を設定できる商品もあります。コーヒーやお茶など、飲むものによって適切な温度が違うので、多様な使い方をする場合は必須な機能です。
電気ケトル YKG-C800-E | その他調理家電 | YAMAZEN BOOK
保温機能
電気ケトルは電気ポットと違ってお湯を沸かしたまま置いておくという目的で作られていなかったのですが、最近は保温機能を持った、電気ポット寄りの電気ケトルもあります。
素材
プラスチック、ステンレス、ガラスの3種が売られています。ステンレスの中でも二重構造のものは保温性が高く、本体部分を触っても火傷しません。
商品比較表
沸騰だけのものを初心者向け商品、温度設定・保温機能があるものを上級者向け商品として、比較したものが以下になります。(右にスクロールできます。)
初心者向け商品
メーカー | T-fal | タイガー | 象印 | シロカ |
---|---|---|---|---|
型番 | アプレシア・プラス 0.8L | PCM-A080 | CK-DA08 | SEK-208 |
消費電力 | 1,250W | 1,300W | 1,300W | 1,000W |
本体の重さ | 640g | 約700g | 800g | 850g※1 |
素材 | プラスチック | ステンレス (二重構造) |
ステンレス (二重構造) |
プラスチック |
注ぎ口 | 三角口 | 三角口 | 三角口 | 三角口 |
価格※2 | 3,480円 | 3,893円 | 3,881円 | 2,943円 |
※1…当商品のみ電源プレートを含む重さです。
※2…2022年3月25日時点のAmazonでの価格です。
上級者向け商品
メーカー | T-fal | 山善 | アイリスオーヤマ | シロカ | ビタントニオ |
---|---|---|---|---|---|
型番 | KO7201JP | YKG-C800-E | IKE-G1500T-B | SK-D171 | VEK-20-K |
消費電力 | 1,250W | 1,000W | 1,200W | 900W | 1,200W |
本体の重さ | 640g | 565g※1 | 1,000g | 595g | 約980g |
温度設定 | 8段階 | 60 ~ 100℃ |
9段階 |
60 ~ 100℃ | 50 ~ 100℃ |
保温機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
素材 | プラスチック | ステンレス | ガラス | ステンレス | ステンレス |
注ぎ口 | 三角口 | 細口 | 三角口 | 細口 | 細口 |
価格※2 | 11,720円 | 6,480円 | 5,973円 | ※3 | 14,850円 |
※1…これで十分!コスパ抜群【山善 電気ケトルYKG-C800-E】長期レビュー参照
※2…2022年4月8日時点のAmazonでの価格です。
※3…シロカのSK-D171はもうAmazonでは発売されていませんでした。
おすすめ商品を決定!
初心者向け商品
タイガーと象印の本体二重構造も、安全性の面から魅力的ですが、今までやかんを触って火傷をした記憶が無いので、優先順位は下がると考えました。結果、W数の大きさと軽さと安さを備えた、T-falのアプレシア・プラス 0.8Lをおすすめします。
上級者向け商品
機能と価格で言えばアイリスオーヤマのIKE-G1500T-Bですが、ガラス製は不安に思う方も多いので、安全性も考慮すると山善のYKG-C800-Eがおすすめです。
以上、参考になれば幸いです。