野菜を混ぜながら、きざんだりすったりが簡単にできるフードプロセッサー。アタッチメントによってできることも様々で、価格も3千円程度から1万円以上するものまであります。ご家庭に合った商品を買うためにも、しっかり調べていきましょう!
ミキサー・ハンドブレンダーとの違い
メーカーにもよりますが、フードプロセッサーには様々な形状のアタッチメントがあるので、作れるレシピが格段に増えます。具体的には、おろしやスライス、千切り、パン生地練りアタッチメントまであります。
似た調理家電として、ミキサーやハンドブレンダーが挙げられます。フードプロセッサーは、主に食材をみじん切りにする場合に使われます。一方ミキサーやハンドブレンダーは、主に食材をつぶして混ぜ、スムージーや離乳食などを作る場合に使われます。(ハンドブレンダーでもチョッパーアタッチメントというものを付ければ、みじん切りが可能です。)
フードプロセッサーの選び方
容量
フードプロセッサーの容量は500g程度の商品が多いです。500gというと多いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ハンバーグのたね(ひき肉)作りに使うことを考えると妥当な大きさと言えます。ハンバーグ1個につきミンチ肉100g程度使いますから、単純計算で、容量500gなら5個まで一気に作れます。
容量は500gでも、本体の大きさは20cm × 20cm程度、重さは3kg程度になります。また、モーターが回れば回るほど発熱しますが、ビタミンCなど、中には熱で壊れやすい栄養素もあります。
容器の温度を上げないためにも、一回で大量の食材を入れない500gのフードプロセッサーが人気なのかもしれません。
容器の素材
ガラス、プラスチック、ステンレスなどがありますが、当ブログではガラスをおすすめします。
プラスチックは軽くて透明で使いやすい一方、傷やにおいが付きやすいです。特に傷が増えると、洗っても食材が残り、そこから雑菌が増える可能性が高まります。最近は、コポリエステル樹脂(通称トライタン)という素材で作られたフードプロセッサーも販売されているのですが、その耐久性に関する論文が見つかりません。
ステンレスは傷に強いですが、何より中身が見えないのが問題です。ミキサーやハンドブレンダーではとろとろになるまで混ぜることが多いですが、フードプロセッサーは粗く刻むことが多いので、透明であることの重要性は特に高いです。
その点ガラスは、傷に強くにおいが移りにくいのに加え、透明なのできざみ具合の調整が簡単です。もちろん衝撃に弱いというデメリットはありますが、容器に取っ手が付いている商品も多いので安心です。
その他
- モバイルバッテリーの記事で詳しく説明していますが、リチウムイオン電池は劣化しますので、コードレス(充電式)はおすすめしません。
商品比較表
以上を踏まえ、
- 容器がガラス製
- コード式
のフードプロセッサーの内、人気の、最大容量がハンバーグのたねで計算して500gの商品を比較したものが以下の表です。
メーカー | パナソニック | テスコム |
---|---|---|
型番 | MK-K82 | TK441 |
大きさ | 23.4 × 15.8 × 20.9cm | 26.0 × 17.0 × 21.5cm |
重さ | 2.7kg | 2.7kg |
きざむ | ○ | ○ |
する | ○ | × |
おろす | ○ | ○ |
スライス | ○ | × |
千切り | ○ | × |
泡立て | × | ○ |
価格※1 | 15,944円 | - |
※1…2023年8月31日時点のAmazonでの価格です。
元々フードプロセッサーを作っているメーカーが少ないこともありますが、素材、容量で絞っただけで2社になってしまいました。どちらにもできることとできないことがあるようですが、当ブログでは、多そうな用途に対応しているパナソニックのMK-K82をおすすめします。
以上、参考になれば幸いです。