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【2022年6月】NASメーカーを徹底的に比較して分かった、買うべき商品を紹介!

(2022年6月18日更新)

Synology・QNAP・Asustor・TerraMaster・Buffalo・I-O DATA、様々なメーカーがありますが、スマホのように好みが分かれるものと違い、NASの選択肢は1個です。

最初はNASの必要性に関する記述が続きます。既に購入を決めている方は、目次クリックでジャンプしてください。

 

NASとはパーソナルクラウドとも呼ばれ、Google driveicloudのように、外出先から家の中のハードディスクへ、簡単にアクセスできます。買う理由として、主に以下のものが挙げられます。

メリット1:Google cloudより安い

Google Driveの価格は以下の通りです。(2022年6月18日時点)

  • 200GB…年3,800円
  • 2TB…月1,300円、年13,000円
  • 5TB…月3,250円、年32,500円
  • 10TB…月6,500円

プランと料金設定 - Google One

以前よりかなり安くなりましたが、同時にNASも安くなっています。必要な容量が2TBとして、年13,000円をずっと払い続けると考えると、依然NASの方がおすすめです。

  • 2ベイ(HDDが2枚入る)のNAS(Synology DS218play)=26,500円
  • 2TBのHDD(WD20EFAX(WD Red))9,241円 × 2枚=18,482円

であれば合計44,982円。約3,5年で元が取れます。大は小を兼ねるで、私は思い切って4TB買いましたので、回収にかかる時間はもっと少ないです。もちろん、各メーカーそれぞれ製品保証が付いているので、それまでに壊れた場合は交換できます。

NASを使用する場合、一般的にはHDDを2枚買い、RAID1(ミラーリング)という「同じデータを2枚に重複して保存する設定」をします。そうすると、片方のHDDが壊れても、もう片方のHDDに全く同じデータが保存されているので、復元が簡単に可能です。

メリット2:Google等の利用規約に引っかからない

以前、こんな記事が話題になりました。

www.itmedia.co.jp

そう、Google利用規約に反するデータは勝手に消されてしまうのです。銀行も犯罪者の口座は凍結する場合もありますから、法律国家のサービスとしては当然かもしれません。icloud等の他のサービスも同じです。

 

他にも、様々なものが「不正行為に関するプログラム ポリシー」に挙げられています。

同意のない露骨な画像、個人情報や機密情報、露骨な性的表現、暴力、流血、著作権侵害
Abuse Program Policies and Enforcement - Google Docs Editors Help

 

プログラムポリシーに挙げられているだけで、該当する全ての画像・動画が消されるわけではありませんが、自動プログラムで何が消されるか分かりません。今後AIが発達し、検知が厳密になったら尚更です。

しかしNASの場合、管理しているのはあくまで自分や会社です。警察に押収でもされない限り、HDDの中身を見られたり、勝手に消されたりすることはありません。

おすすめのベイ数は?

それでは本題に入ります。まずベイ数は、個人利用であれば2つで問題ありません。Amazon等でもNASと検索すると2ベイが1番多く出てきます。(AmazonのNAS一覧)

端的に、どういうRAIDを組みたいかで選べばいいと思いますが、基本

  • RAID1(2つのHDDに同じデータを書き込む)
  • RAID0(2つのHDDに違うデータを書き込む)

のどちらかになると思います。個人的には、RAID1をすると同時に、オフラインで普通のHDDを用意して、定期的にバックアップを取る形がベストだと考えています。

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RAIDとは?|データ復旧 国内売上No.1【データ復旧.com】

商品比較表

ハードウェア比較

各メーカーの2ベイモデルの中から、ミドルグレードの約2.5万円の商品をピックアップして比較してみました。(QNAPは最安モデルで3万超えています。)

メーカー Synology QNAP TerraMaster Asustor Buffalo I-O DATA
機種 DS218play TS-233 F2-210 AS1102T LS720D0202 HDL2-AAX2W
CPU周波数※1 1.4 GHz 2.0GHz 1.4GHz 1.4GHz 不明 1.33GHz
メモリ 1 GB 2GB 1GB 1GB 不明 512MB
書き込み速度※2 112 MB / 秒 103MB / 秒 124MB / 秒
(RAID0の時)
270MB / 秒
(RAID1の時)
180.9MB / 秒
(RAID1の時)
不明
読み込み速度※2 112 MB / 秒 114MB / 秒 124MB / 秒
(RAID0の時)
215MB / 秒
(RAID1の時)
260.7MB / 秒
(RAID1の時)
226.6MB/秒
ドライブベイ 2(HDD内蔵) 2(HDD内蔵)
RJ - 45 1GbE LAN
USB3.0ポート
ノイズ 19.9 dB(A) 16.8 dB(A) 18.6dB(A) 18.6dB(A) 不明 不明
保証 2年 2年 2年 3年 1年 3年(内蔵HDDのみ1年)
価格※3 27,130円 32,000円 18,990円 21,780円 26,410円 31,949円

※1…CPUは、Synology・TerraMaster・AsustorがRealtek RTD1296、QNAPがARM 4-core Cortex-A55、I-O DATAがMarvell Armada382 Dual Coreです。Buffaloは未記載
※2…SynologyがHDDによるシーケンシャルスループット (64KB) 、QNAPがWindows File Transfer (1x 1GbE)、I-O DATAがベンチマークソフトCrystalDiskMark Ver5.12(x64)を用いて、RAID0を、デフォルト設定にて行ったSeq Q32T1の測定値(テストサイズ:1GiB(約1.074GB))。ちなみに、主に大容量の動画ファイルを保存するためにストレージを使用する場合、ランダムアクセスよりもシーケンシャルアクセスが多く発生します。
※3…2022年6月18日時点のAmazonでの価格です。

Synology・QNAP・TerraMaster・AsustorのNASが、HDDの無い、ケースのみの一方、バッファロー・I-O DATAのみ、HDD(1TB × 2ベイ の機種で比較)を内蔵しており、破格の安さとなっています。

以下では、それら格安帯の2メーカーは除いて比較を続けます。

 

ソフトウェア比較

全て家の外から簡単にアクセスできますし、動画・画像・音楽等、様々な専用アプリがあるだけでなく、Google DriveDropboxMicrosoft Azure等、様々なクラウドサービスとの互換性もあります。

メーカー Synology QNAP TerraMaster Asustor
クラウドバックアップ
簡単アクセスサービス名 Quick Connect my QNAP cloud TNAS. online EZ-Connect
動画管理
写真管理
音楽管理

 

UIも似ています。

Synology

QNAP

TerraMaster

Asustor

セキュリティが最も大事!

ではメーカーを選ぶにあたって何が最も重要か、それはセキュリティです。NASはネットワークに接続される以上、外部からの攻撃リスクがあります。

具体的にどこがセキュリティに弱いかということは一般人には分からず、製品説明にも書かれていないので、ISE(Independent Security Evaluators)という、アメリカのサイバーセキュリティのコンサル会社の調査データを参照します。

今回の「SOHOpelessly Broken 2.0」では、13台のSOHOルーターNASのセキュリティを評価し、125のCVEを発行する脆弱性を発見しました。このようなデバイスに注目したのは、ネットワークにおけるセキュリティ上の意味合いと、以前の調査以降にこれらのデバイスのセキュリティ性能にどのような改善があったのか(もしあったのなら)確認したかったからです。 (本文は英語)
SOHOpelessly Broken 2.0 - Independent Security Evaluators

 

レポートには、以下のような厳しいコメントも寄せられていました。

バイスメーカーが主張するセキュリティへの関心が高まっているにもかかわらず、これらのIoTデバイスは、リモートからの搾取を防ぐための十分なセキュリティ制御を備えていません。(本文は英語)
SOHOpelessly Broken 2.0 - Independent Security Evaluators

 

調査結果の中から、今回取り上げたメーカーを抽出したものが以下になります。

  Buffer
Overflow
Cross-Site
Scripting
Command
Injection
SQL
injection
Authentication
Bypass
Authorization
Bypass
Cross-Site
Request Forgery
File Upload
Path Traversal
Buffalo TeraStation TS5600D1206      
Synology DS218j                
TerraMaster F2-420  
Asustor AS-602T          
QNAP TS-870        

SOHOpelessly Broken 2.0 - Independent Security Evaluators

何とSynologyには脆弱性が1個もありませんでした。セキュリティに関してはSynologyが最も信頼できると言うことになります。

脆弱性が無いのにリストに上がっている理由は、SOHOpelessly Broken 2.0 と書かれている通り、今回が1.0に次いで発表された調査結果で、前回は脆弱性があったためです。

また、SynologyとQNAPはそれぞれ日本法人があります。こういった点からも、万が一問題があった場合に、責任を追求しやすい立場にあります。
Synology® は、日本法人設立を発表 | Synology Inc.
QNAPが日本法人設立、個人・法人向けNAS製品の国内展開強化へ -INTERNET Watch Watch

ただ、最新の報道では、2022年4月にSynologyとQNAPの2社が、同社製NAS製品等に複数の脆弱性があり、悪用されるとリモートでコードを実行される恐れがあると発表していますが、アップデートにより解消されるようです。その他にも潜在的脆弱性を含めて公式HPで公開しています。
DSM Vulnerability Scan Results | Synology Inc.

 

それでも、他社より堅牢なセキュリティを備えていると考えられますし、ご存じのようにパソコンにも脆弱性は付き物で、都度パッチを充てている状態ですので、気にし過ぎる必要はないのではないかと思っています。以上、参考になれば幸いです。

Synologyの中で選ぶべきNASについては、以下のリンクを参考にしていただければと思います。

www.enjoy-efficient-life.com

www.enjoy-efficient-life.com