(2022年6月19日更新)
安価なものから順に、要点をお伝えします。フローチャートに加え、スペックの違いのみをまとめた表を最後に掲載しますので、こだわりのある方はご覧ください。
- DS220j (¥22,800)
- DS218play (¥27,130)
- DS218 (¥31,501)
- DS220+ (¥44,500)
- DS720+ (¥50,790)
- フローチャート&スペックの違いまとめ
以前の記事で、NASはSynologyがおすすめ、また、一般的には2ベイで十分であると言う結論に至りました。 詳しくは以下の記事をご覧ください。
おすすめのNAS用HDDの記事も書いています。
それでは、具体的な比較・検討に入ります。
DS220j (¥22,800)
最安値モデル!
一番安価です。次の商品から、この218jから進化したスペックだけ説明します!
DS218play (¥27,130)
現時点でのスタンダード!
- メモリ:512 MB DDR4 → 1GB DDR4
- 重さ:0.88 kg → 0.87 kg
- ノイズ:18.2dB(A) → 19.9dB(A)(上がってしまう)
私はこれを持っています。PCとは違いますが、メモリは多いに越したことはないので、数千円の差なら次の218(2GB)にした方が良かったのかなぁと思っています。(実際に使わないと差は分かりませんが。)
DS218 (¥31,501)
大きなデータを扱うならこれ!
- メモリ:1GB DDR4 → 2GB DDR4
- ホットスワップが可能に
ホットスワップとは以下のような操作です。システムを止められない事情がある場合に必要になりますが、個人レベルでは不要です。
機器の電源を入れ稼動状態を保ったまま、部品やケーブルなどを交換、装着、抜去すること。
DS220+ (¥44,500)
セキュリティは最大にしたい!or メモリを増設したい!
この商品から業務用の機種です。以降、騒音や重さについては書きません。
- CPU周波数:クアッドコア 1.4 GHz → デュアルコア 2.0 (ベース) / 2.9 (burst) GHz
- ハードウェア暗号化エンジン:AES → AES-NI
- メモリの拡張上限:6 GB (2 GB + 4 GB)
AESとは、現在主に使われている暗号化技術の1つです。
特許などの許諾や対価の支払いの必要な技術を含まず、完全な仕様が公開されている。米政府関連の情報機器やシステムだけでなく様々な製品や技術規格などに採用され、共有鍵暗号の標準として全世界で広く普及している。身近な例では無線LAN(Wi-Fi)の通信の暗号化、インターネット上の通信を暗号化するSSL/TLS、圧縮ファイルの暗号化などで用いられている。
AES(Advanced Encryption Standard)とは - IT用語辞典 e-Words
AES-NIとは、AESの拡張機能で、IntelとAMDによって開発されました。従来のAES技術よりパフォーマンス及びセキュリティの堅牢性を向上させています。
インテル® AES-NI およびインテル® セキュアキー対応インテル® データ・プロテクション・テクノロジー 高速なデータ保護とセキュリティーを手ごろな値段で提供
DS720+ (¥50,790)
仮想化したい!or NASを増やしたい!
Synologyの2ベイNASの中で、最高機能&最高金額のものです。
- CPU周波数:デュアルコア2.0 (ベース) / 2.9 (burst) → 4-core 2.0 (ベース) / 2.7 (burst) GHz
- 拡張ユニットが使えるようになる。(しかも7つ)
- 保証が2年 → 3年、更に5年に延長可能
- RAID5,6,10ができるようになる。
- 仮想化ができるようになる。
さすが最高機能。RAIDや仮想化もそうですが、保証期間が伸びるのは良いですね。
フローチャート&スペックの違いまとめ
以上になります。まとめとして、自分が買うべきNASが見つかるフローチャートを作りました!
また、記事の最後にDS720以外のNASの、全く同じスペックを抜いた表も掲載しているので、併せて参考にしてください。
【補足】NASを買う前に、今使っている外付けHDDが壊れてしまっては元も子もありません。もし、どのNASにするか迷う場合は、何でも良いので、一旦もう一個外付けHDDを買うか、クラウドにバックアップしましょう。
DS720+
DS220+
DS218
DS218play
DS220j
ハードウェア仕様
スマホの方は右にもスクロールしてください。
CPU | DS220+ | DS218 | DS218play | DS220j | |
---|---|---|---|---|---|
CPUモデル | Intel Celeron J4025 | Realtek RTD1296 | Realtek RTD1296 | Realtek RTD1296 | |
CPUアーキテクチャ | 64-bit | 64-bit | 64-bit | 64-bit | |
CPU 周波数 | デュアルコア 2.0 (ベース) / 2.9 (burst) GHz | クアッドコア 1.4 GHz | クアッドコア 1.4 GHz | クアッドコア 1.4 GHz | |
ハードウェア暗号化エンジ | - | ○ | ○ | ○ | |
ハードウェア暗号化エンジ (AES-NI) | ○ | - | - | - | |
メモリ | |||||
システム メモリ | 2 GB DDR4 non-ECC | 2 GB DDR4 | 1 GB DDR4 | 512 MB DDR4 | |
メモリスロット数 | 1 | - | - | - | |
メモリの拡張上限 | 6 GB (2 GB + 4 GB) | - | - | - | |
ストレージ | |||||
最大シングル ボリュームのサイズ | 108 TB | 108 TB | 108 TB | 108 TB | |
ホットスワップ可能なドライブ | ○ | ○ | - | - | |
外部ポート | |||||
USB 2.0 ポート | - | 1 | - | - | |
USB 3.0 ポート | 2 | 2 | 2 | 2 | |
USB / SD Copy | ○ | ○ | - | - | |
ファイル システム | |||||
内部ドライブ(Btrfs) | ○ | ○ | - | - | |
外部ドライブ(Btrfs) | ○ | ○ | - | - | |
外観 | |||||
外寸(高さx幅x深さ) | 165 mm x 108 mm x 232.2 mm | 165 mm x 108 mm x 233.2 mm | 165 mm x 100 mm x 225.5 mm | 165 mm x 100 mm x 225.5 mm | |
重量 | 1.30 kg | 1.3 kg | 0.87 kg | 0.88 kg | |
その他 | |||||
ファン(低電源モード) | - | - | - | ○ | |
ノイズレベル | 19.3 dB(A) | 19.3 dB(A) | 19.9 dB(A) | 18.2 dB(A) | |
消費電力(アクセス) | 14.69 W | 14.99 W | 16.79 W | 12.46 W | |
消費電力(HDD ハイバネーション) | 4.41 W | 5.78 W | 5.16 W | 5.06 W | |
英熱量(アクセス) | 50.12 BTU/hr | 51.15 BTU/hr | 57.29 BTU/hr | 45.52 BTU/hr | |
英熱量(HDD ハイバネーション) | 15.05 BTU/hr | 19.72 BTU/hr | 17.61 BTU/hr | 17.27 BTU/hr | |
温度 | |||||
動作温度 | 0°C から 40°C (32°F から 104°F) | 0°C から 40°C (32°F から 104°F) | 5°C から 40°C (40°F から 104°F) | 0°C から 40°C (32°F から 104°F) | |
認証機関(VCCI) | ○ | - | - | ○ |
全ての機能比較は公式サイトからご覧ください。