以前の記事で、NASはSynologyがおすすめ、また、一般的には2ベイで十分であるという結論に至りました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
おすすめのNAS用HDDの記事も書いています。
それでは、具体的な比較・検討に入ります。
DS223j(26,482円)
最安値!
1番安いです。次の商品から、このDS223jから進化したスペックだけ説明します!
DS223(42,735円)
現時点でのスタンダード!
- メモリ:1GB DDR4 → 2GB DDR4
- ホットスワップ:不可 → 可
- 重さ:0.88kg → 1.28kg(重くなってしまう)
- ノイズ:18.2 dB(A) → 14.6 dB(A)
ちなみにホットスワップとは、機器を稼働したままHDDなどの部品を交換することができる機能です。特にNASの場合、HDDが故障することを想定してRAIDを組みますが、いざHDDが壊れて交換するときに、通電状態を保ったままHDDを交換することができます。つまり、システムを止める必要が無いので、業務への影響を最小限に抑えられます。
Synologyの中でどのNASがおすすめかと言われると、2024年にもなるとスペック的には「これを選んでは絶対ダメ」となるものは無いと考えているのですが、現在公式ウェブサイトに掲載されている商品の内、HDDなどを2枚入れるタイプの商品の中だとDS223がおすすめです。理由は、ノイズレベルが14.6 dB(A)と最も静音の設計になっているからです。というのも、私は1世代前のDS218playという機種を持っていて、ノイズレベルが19.9 dB(A)なのですが中々うるさいのです。。。スペック的には最下位モデルのDS223jでも良いのですが、24時間NASを起動させておくことを考えると、1万円高い程度ならノイズレベルが今の3 / 4のDS223を選びます。
DS224+(49,293円)
セキュリティは最大にしたい!or メモリを増設したい!
この商品から業務用の機種です。以降、騒音や重さについては書きません。
- CPU周波数:4-core 1.7 GHz → 4-core 2.0 (ベース) / 2.7 (burst) GHz
- ハードウェア暗号化エンジン:AES → AES-NI
- メモリの拡張上限:拡張なし → 6GB(2GB + 4GB)
AESとは、現在主に使われている暗号化技術の1つです。AES-NIとは、AESの拡張機能で、IntelとAMDによって開発されました。従来のAES技術よりパフォーマンス及びセキュリティの堅牢性を向上させています。
DS723+(79,900円)
スケーラビリティを高めたい!RAID0,1以外にしたい!仮想化したい!
- CPU周波数:4-core 2.0 (ベース) / 2.7 (burst) GHz → 2-core 2.6 (ベース) / 3.1 (ターボ) GHz
- 最大メモリー容量:6 GB (2 GB + 4 GB) → 32 GB (16 GB x 2)
- 拡張ユニット使用時の最大ベイ数:使用不可 → 7
- 保証:2年 → 3年
- RAID5,6,10ができるようになる(拡張ユニット使用)。
- 仮想化ができるようになる。
以上です。全ての機能比較は公式サイトからご覧ください。