健康意識の高まりから注目されてきている乳酸菌。その中でも手軽に様々な種類の乳酸菌を摂取できるため、ヨーグルトは特に人気です。そんなヨーグルトを自宅で簡単に作れるヨーグルトメーカーですが、自動メニューの種類、温度・時間設定など、メーカーによって大きく異なります。自分に合った商品を買うためにも、しっかり調べていきましょう!
概要
ヨーグルトなどに多く含まれる乳酸菌がもたらす健康効果について、これまでにも様々な論文が執筆されています。
しかし、一食買うと100円前後するヨーグルト。毎日食べると考えるとやや高価です。その点、ヨーグルトメーカーを使って自宅で作れば非常に経済的です!4人家族で1カ月、計120食分の場合、コストは約1 / 5になるという試算結果もあります。
YOGURT MAKER ヨーグルトメーカー - Vitantonio ビタントニオ
作り方も簡単で、紙パックの牛乳に市販のヨーグルトを入れてかき混ぜ、後は本体にセットして待つだけです。なお、紙パックの牛乳は、無調整の生乳100%で高温殺菌されているものである必要があるので注意してください。入れるヨーグルトの方は、中に果汁・果肉が入っていると固まらなかったり腐ったりする可能性があるので使わないようにしてください。
中には、プレーンヨーグルトだけでなくカスピ海ヨーグルトや甘酒、塩麹なども、細かい設定無しで作れる自動メニューが登録されている商品もあります。更に上級者向けの商品だと、細かい温度・時間設定ができ、いろいろな発酵食品作りや低温調理をすることができます。
ただ、賞味期限は市販のものより短くなっていますので注意してください。
Q.ヨーグルトの賞味期限はありますか?
目安ではございますが、手作りヨーグルトは、約5日保存しますと味が落ちてきます。2~3日程度で食べきって頂いた方が、美味しくお召し上がり頂けます。
ヨーグルトの賞味期限はありますか?|ヨーグルトメーカー|よくあるお問い合わせ|サポート・お問い合わせ|アイリスオーヤマ
商品比較表
それでは、どこのメーカーの商品がおすすめでしょうか。今回は、最も人気の1000mlの牛乳パックが入る商品に絞って比較しました!(右にスクロールできます。)
メーカー | Vitantonio | アイリス オーヤマ |
Takistar |
---|---|---|---|
型番 | VYG-60 | IYM-016 | TA-YG6B |
自動メニュー | |||
・プレーン | ○ | ○ | ○ |
・カスピ海 | ○ | ○ | ○ |
・甘酒 | ○ | ○ | ○ |
・塩麹 | ○ | ○ | ○ |
・その他 | - | 飲むヨーグルト、 サラダチキン、 豆乳ヨーグルト |
飲むヨーグルト、 納豆 |
時間調整(h) | 0.5~99 | 1~48 | 1~99 |
温度調整(℃) | 25~70 | 25~65 | 25~69 |
重さ | 810g | 800g | 770g |
価格※ | 5,980円 | 4,692円 | 4,980円 |
※…2024年9月8日時点のAmazonでの価格です。
結果、以下の通り、目的に応じて買う商品が異なることが分かります。
初心者向け
4つの自動メニューがあるにも関わらず、最も安いアイリスオーヤマをおすすめします。
上級者向け
時間は99時間まで、温度も70℃まで温められるVitantonioをおすすめします。
最も簡単な作り方
「でも、混ぜる道具を殺菌して混ぜて洗って…面倒じゃない?」と二の足を踏む方も多いと思います。その点、私のやり方なら「洗い物なし・1分」で終わります!
まず使う牛乳はこちら、よつ葉牛乳です。
これを選んだ理由は、注ぎ口がキャップになっている1L牛乳だからです。ただ、普通の牛乳より高いです。私はよつ葉牛乳の味も好きで、ヨーグルトメーカー関係なく、普段からこれを買っていますが、割高と感じる方は普通の牛乳をお選びください。
そしてもう1つ用意するのが、ドリンクタイプのヨーグルトです!
もうお分かりですね?これを注いで、キャップを締めて振って、後はヨーグルトメーカーにセットするだけです。
なお、R-1ヨーグルトは少し高いですが、だからと言って作ったヨーグルトを使いまわして再度ヨーグルトを作ると、乳酸菌がだんだん弱くなりますので、なるべく新しい種菌を使うようにしましょう。
ヨーグルト(乳酸菌)の正しい摂り方
買うべきヨーグルトメーカーも決まり、作り方も簡単に説明しました。では、ヨーグルトの効果を最大化するためにはどのようにヨーグルトを摂取すれば良いでしょうか。そこで参考にしたのが「乳酸菌がすべてを解決する」と言う本です。医師である後藤利夫先生が書かれています。
本の要点をぎゅっとまとめると、以下の通りです。
- 乳酸菌を最も手軽に摂るならヨーグルト。2週間継続して食べて(できれば一日に200g)、あまり効果を感じられなかったら他のヨーグルトを食べて、自分に合うものを探していく。効果が現れなくても、摂った乳酸菌はしっかり働いており、腸内環境は良くなる。
- 外から取り入れる乳酸菌の寿命は長くて2週間。あとからやってきた菌が一生腸に住み着いて働くことはないので、継続して摂る必要がある。ヨーグルトは、食後に食べたほうが生きて腸まで届きやすくなる。死んでも乳酸菌のエサになる。
- 違う種類の乳酸菌を同時に摂ってもケンカにはならない。
- 60度以上になると乳酸菌は死んでしまう。
- サプリメントで乳酸菌を摂ってもいいが死菌の場合もある。
おすすめの種菌が何か気になっていましたが人によるとのことなので、私もいろいろなヨーグルトを試して、自分に合ったものを見つけたいと思います。
以上、参考になれば幸いです。