高額なデトランスαやデオナチュレなどの市販薬に頼るのはもったいないです。
多汗症とは
日本皮膚科学会のウェブサイトに以下のように記されています。
多汗症には全身に汗が増加する全身性多汗症と体の一部に汗が増える局所多汗症があります。全身性多汗症には特に原因のない原発性と感染症、内分泌代謝異常や神経疾患に合併するものがあります。局所多汗症も原因のわからない原発性と外傷や腫瘍などの神経障害による局所性多汗症があります。原発性局所多汗症では手のひら、足のうらや脇という限局した部位から両側に過剰な発汗を認める疾患です。
汗の病気―多汗症と無汗症― Q1 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
この説明から判断すると、私は腋の原発性局所多汗症で、一日中腋が濡れていました。特に神経を使う場面だと水滴がポツポツ落ちるのが分かるほどでした。
治療法
他にもいろいろ有益な情報が載っていますが飛ばして、治療法は以下の通りとなっております。
私の多汗症治療の体験談
以上の画像から、まずは10 ~ 35%の塩化アルミニウムというのを塗ることから始めるということが分かりました。そこで「塩化アルミニウム ○○(住んでいる町)」で検索してヒットした皮膚科に行きました。
症状を伝えると、なんなく多汗症と診断され、塩化アルミニウムを処方されました。私のは濃度30%で、残りの70%はエタノールだそうです。保険適用のため1本たったの1,000円で、2 ~ 3か月分の量が入っていますので、かなり格安です。
5cmくらいあるボトルです。
メカニズムとしては、皮膚に塗ると汗腺に塩化アルミニウムが入り込み、蓋をすることで、汗をかくことを物理的に防ぐそう。最初は毎日塗る必要があるが、汗をかかなくなったら、塗るのは1週間に2回程度で良いとのこと。
ダイソーのコットンに染み込ませて実際に塗ってみるとピリピリしましたが、特にそれ以外は何もありませんでした。すると翌日、全く汗をかいていないのです!こんなに簡単に解決して良いのかと思いました。最初は支障があるかもしれないと腋毛を剃っていましたが、生えたままでも邪魔にはならないみたいです。
皮膚科が家から少し離れた場所にあったため、通って1年経ったくらいの頃から、だんだん行くのがめんどくさくなってしまい、近所の皮膚科に行って薬を貰うことにしました。
ボトルこそ違いましたが同じようなものを貰え、その日から塗り続けました。するとどうでしょう、しばらくしてからまた腋に汗をかくようになってしまいました。
このことについて先生に確認すると、普通の薬と違って、塩化アルミニウムは薬剤師の方がその場で調合して処方しており、他の病院のものとは異なるということでした。なぜ近所の薬局の塩化アルミニウムが効かないかは不明ですが、とりあえず、最初の病院で処方されたものが私には合っているようでした。
その後、また最初の病院に行くようにし、今ではすっかり改善され、普通の生活を送っております。ただ注意してほしいのが、私の場合お風呂上がりに塗っていたのですが、塩化アルミニウムがパジャマについて傷めてしまったせいか、しばらくするとパジャマの脇に穴が空いてしまったので、よく脇を乾かしてから着ることをおすすめします。
以上、参考になれば幸いです。