人生総合ライフハック図書館

「買い物」などのカテゴリー内は、2回タップすると表示されます。

今更ながら、iDecoの圧倒的なメリットに驚愕しました!

iDecoの概要

簡単に言うと、毎月一定金額を証券口座に移して運用し(運用せず貯金も可)、60歳になったら受け取る制度です。

iDeCo(イデコ)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
イデコの特徴|イデコの基本的な特徴について|個人型確定拠出年金iDeCo【公式】

f:id:enjoy-efficient-life:20200905124435p:plain

f:id:enjoy-efficient-life:20200905124418p:plain

 

iDeco最大のメリット

上記のような「大規模な定期預金(+運用)」だけでも利用価値はありそうですが、メリットはそれだけではありません。

1.掛金が全額所得控除!

○ 掛金全額が所得控除の対象となり、仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。

2.運用益も非課税で再投資!

通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されますが(源泉分離課税20.315%)、「iDeCo」なら非課税で再投資されます。

3.受け取る時も大きな控除!

○ 「iDeCo」は年金か一時金で、受取方法を選択することができます。
○ 年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。
イデコのイイコト|税制メリットについて|個人型確定拠出年金iDeCo【公式】

 

つまり、毎月iDecoに移した金額には、移す時も将来受け取る時も一切税金がかからないのです!掛け金を1万円に設定して、毎年、減税分で2.4万円節約できると考えると、30歳で始めたとして、30年間で72万円の減税です!

一応、株ではなく元本が保証される定期預金タイプもありますが、私は株をおすすめします。確かに株で損をする可能性がありますが、毎月1万円を30年間掛け続けた場合、72÷360=0.2つまり、買った銘柄全て(計360万円分)が、30年間で20%(減税分72万円)暴落しない限り損をしません!そもそもiDecoで選べる株は少なく、比較的ローリスクローリターンなものが多いので、その中で20%損をするのは、もはや難しいと思います。

何を参考にして買うべき?

では、その中でもどのような構成にすれば、よりプラスになりやすいでしょうか。私はこの本を読んで勉強しました。

 

こんな易しそうな漫画で?と思う人もいるかもしれませんが、私はとても信頼できそうだと感じました。ここで、私がお金に関する本を買う時に決めていることをお伝えします。それは

  • 煽るタイトルの本は一切参考にしないこと
  • ポジショントークではなく、あらゆる角度からの意見が書いてあること
  • 自分自身がその本を読んで、論理的に、科学的に納得できること

の3点です。よく不動産でも「持ち家 VS 賃貸」みたいな論争がありますが、それがヒートアップして、片方の危険性を強く主張するタイトルの本を出して、恐怖心に駆られた消費者に本を買わせようとするケースも出てきました。

そう言った本の内、賃貸寄りの本は不動産管理会社、持ち家寄りの本は住宅メーカーの息がかかっているケースが少なくありません。その点、不動産の本で言えば「家を買いたくなったら」と「家を借りたくなったら」の2冊が、平等に書かれていると感じたので信頼しています。読んだ結果、賃貸派になりました。

 

どういう構成にするべき?

話が逸れました。それでは今回紹介する本について、iDeco関係する部分を書いていきます。

銀行に相談してはいけない!

先ほど72万円得をすると書きましたが、厳密には手数料(年0.1 ~ 数%)が引かれることになります。ところが、銀行に相談に行っても、自分達が儲かるために手数料が高い銘柄を勧めてくる可能性が、決して小さくありません。

インデックスファンド?アクティブファンド?

自分の力で選ぶとして、iDecoにあるファンドは大きく2種類に分けられます。

インデックスファンド

日経225なら日本の主要銘柄225社の平均、TOPIXなら東証一部上場している全銘柄の平均と、定められたカテゴリー内の会社を対象にした運用をする。手数料が安い。

アクティブファンド

証券会社のトレーダーが自分で銘柄を選定し、市場銘柄を上回る結果を目指す。手数料が高い。

一見アクティブファンドの方が、優秀な人材に任せられているような気がしますが、この本によると、実際の運用成績では6割がインデックスファンドを下回っているそうです。それを度外視しても、この数年で、仮想通貨が誕生したりAIが発達したりと驚くほど変わる世の中で、今後、どのアクティブファンドが成果をあげるかなんて想像もできません。

そんな中で、下記リンクの楽天証券の取扱銘柄をご覧いただくと分かりますが、手数料が0.1%前後のインデックスファンドに対して、1%前後と割高なアクティブファンドを選ぶことは、リスクがやや大きいと感じます。

取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

※リンク先では、分かりやすく「アクティブファンド」と書かれている訳ではありません。

インデックスファンドの内訳は?

それでは、インデックスファンドの割合を100%にする場合の構成についてですが、この本では、海外比率60%、日本比率40%が良いとしています。株・FX情報を発信しているZAiでも、同じ程度の割合を推奨しています。

成長率を考えると、海外のウェイトを高めにして、日本4:海外6、あるいは日本3:海外7くらいにしたほうがよいと思います。
「つみたてNISA」では、日本株より海外株をメインに積み立てるべき! 経済成長率が日本の約3倍もある「海外株」の投信で、老後資産の大きな成長を狙え!|つみたてNISA(積立NISA)おすすめ比較&徹底解説[2020年]|ザイ・オンライン

 

 

私の保有商品を紹介!

あとは上記の理論に当てはまる商品を調べて買うだけです。私の構成は以下の通りとなっています。キリが悪いのはシステムの問題です。

f:id:enjoy-efficient-life:20200905114231p:plain

 

外国はアメリカの全上場企業の平均と先進国の主要企業の平均、国内は日経225の平均と東証一部上場全企業の平均の、計4種類にしています。順に概要を説明していきます。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(手数料:年0.162%)

1、米国株式市場の動きに連動する投資成果を目指します。
◆ マザーファンド受益証券を通じて、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
(以下、「対象指数」といいます。)に連動する投資成果を目指します。

2、対象指数に連動する上場投資信託証券(ETF)を主要投資対象とします。
◆ バンガードが運用する「バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF」を実質的な主要投資対象とします。
◆ファミリーファンド方式で運用を行います。

3、原則として、為替ヘッジは行いません。
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託 | 楽天証券

 

この主要投資対象のバンガードとは、世界最大の運用会社です。

インデックス・ファンドの世界シェア NO.1
バンガードは1976年に、個人投資家向けのインデックス・ファンドを、世界で初めて米国の個人投資家向けに設定しました。現在、バンガードは、世界のインデックス運用商品の約4割のシェアを握り、シェアNO.1となっています。

 

たわらノーロード先進国株式(手数料:年0.10989%)

MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います。
〜略〜
流動性を基準に投資対象銘柄群を設定し、インデックスとポートフォリオにおける個別銘柄の構成比率との差を一定以内に抑えた上で、計量モデルを用いて、インデックスとの乖離を抑えます。
たわらノーロード 先進国株式|ファンド情報|アセットマネジメントOne

 

MSCIコクサイ・インデックスは、以下のようにワールドワイドなインデックスです。

MSCIコクサイ・インデックス」は、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株を構成銘柄の対象としており、時価総額でみて市場の約85%をカバーしています。
MSCIコクサイ・インデックス|インデックスハンドブック|投資の教室|投資信託のニッセイアセットマネジメント

 

たわらノーロード日経225(手数料:年0.187%)

日経225インデックスファンド・マザーファンドへの投資を通じて、主として国内の金融商品取引所に上場している株式に実質的に投資します。
たわらノーロード 日経225 | 投資信託 | 楽天証券

 

ご存知でしょうが、一応日経225に関する情報も書きます。

日経平均株価(日経225)に採用されている銘柄に投資し、日経平均株価(日経225)と連動する投資成果を目指して運用を行います。
●原則として、日経平均株価(日経225)に採用されている銘柄(採用予定の銘柄を含みます。以下同じ。)の中から、200銘柄以上に投資します。また、株価指数先物取引等を活用することがあります。

f:id:enjoy-efficient-life:20200905123009p:plain
日経225インデックスファンド|三井住友トラスト・アセットマネジメント

 

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド(手数料:年0.176%)

主として東京証券取引所第1部に上場している株式に投資を行い、TOPIX(東証株価指数、配当込み)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行います。

〜略〜

TOPIXとは
東京証券取引所第1部に上場しているすべての銘柄(内国普通株式)の時価総額を指数化し株式市場の動向を捉えようとするものであり、東京証券取引所が算出、公表を行っています。

f:id:enjoy-efficient-life:20200905123459p:plain
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 投資信託 | 楽天証券

 

最後に

以上、いかがでしたでしょうか。以前の記事にも書きましたが、日本の株を間接的に買うことで、日本企業を応援することになります。一方、外国の株を買うことで、資産家として利益を享受できることになります。どちらにしても、お得なこの制度を利用しない訳にはいかないので、是非参考にしていただければ幸いです。

併せてこちらもご覧ください!

www.enjoy-efficient-life.com