ろ過装置の公式交換用フィルターが高価なことは有名です。そこで今回、いろいろな情報を参考にした結果辿り着いた、フィルターの作り方を紹介します!テトラのAT-30を使っているので、材料の大きさなどはこれを参考にしますが、もちろん他の商品でも応用できます。
まず、ろ過フィルターを作ります。これは20 × 200cmのフィルターです。
AT-30の幅 × 水が出てくる管まで = 10 × 10cm
ですが、大きすぎるので10(幅)×8cm(高さ)に切ります。
切りました。必要以上に濾過して水が流れない可能性があるので少し薄くします。その後、糸くずが水槽に入らないように水洗いします。
このままだと、水がマットをスルーするので、水の流れをこのようにしたいです。
そこで、真ん中を仕切る板を作ります。必要なのは、ダイソーのアルミ板と、
紙やすりとシール剥がしです。
まず、フィルターと同じ8× 10cmに切ります。
裏に両面テープが貼られているので、シール剥がしを使います。
角が尖ってしまうのと、シール剥がしの成分で匂いが残るので表面もやすりで削ります。
それでも匂いが残る場合は、水に十分に浸けておきましょう。(魚の嗅覚は人間の300倍です。)
匂いを取るのは大変なので、ホームセンターに同様の薄さ(0.3mm)のアルミ板が売っていれば、それで大丈夫です。
匂いが取れたらジップロック(M)に入れて、アルミ板に合わせてジップロックを折ると、ちょうどよく収まります。ビニールが程よく引っかかって、高さを変えて水流を調整できます。
ここでやっとフィルターを入れますが、そのまま入れても、フィルターの上部からしか濾過できず、すぐに詰まって真っ黒になります。そこで、背面からも水が入るようにします。使うのは、園芸用の鉢底アミです。(同じものはコーナンに売ってます。)
突起がある方を背面にして、マットと合わせてフィルターに入れます。
次にろ材を準備します。私は、ナガオ株式会社の業務用のろ材を使っています。併せて、排泄物の分解に必要な硝化菌と脱窒菌も買いました。
排水溝ネットに10g入れたもの2つ用意します。
結んで切って、写真のように2つ上下に入れて完成です。2つに分けたのは、汚れやすい下のろ材と、汚れにくい上のろ材に分けて、それぞれ別に、新しいものと交換できるようにするためにです。
あとは組み立てて、ストレーナーフィルターを付ければ完成です。
いかがでしたでしょうか。ろ過能力は通常のものより圧倒的に高いので、水流を強くすると水が逆流すると思いますが、大した問題ではないと思ってます。以上、参考になれば幸いです。