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【自作】ローラー台の防振マットを、公式より75%安く&高機能に実現しました!

騒音・振動を防ぐために、1万円の防振マットや1個1,300円のブルカットを買う方が多いですが、非常に高価です。そこで今回、身近なもので安く&便利にZwiftを楽しめるセッティングを作りましたので、紹介します。

(2020.7.24)記事のやり方だけだと、ゴムの黒い成分がフローリングに付着します。参考にしていただく場合、以下の記事もお読みください。記事の最後にもリンクを貼ります。

www.enjoy-efficient-life.com

公式マットの問題点1:防振性

どのローラー台のメーカーでもセットで売られている防振マットがこちらです。

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腰山雅大「Zwift オススメ環境」

 

しかし本当に防振性があるのでしょうか。まず、工業用品大手ECサイト「モノタロウ」では以下のように説明しています。

防振材には様々な素材が使われますが、基本的にはゴム製です。

〜略〜

エンジンや発電機、油圧プレスや精密機械、鉄道車両の台車から洗濯機まで様々な製品に利用されています。
防振材の種類と特長 【通販モノタロウ】

 

防振・騒音対策素材大手の倉敷化工でも同様に説明されています。

外部からの振動を精密機器などに影響を及ぼさないように防振支持する場合には、防振ゴムが用いられます。
防振技術|技術情報|倉敷化工株式会社

 

それでは、ローラー台のメーカーが作っている公式マットはどうでしょうか。

メーカー 素材 公式リンク
Tacx 撥水フォーム

Tacx Rollable Trainer Mat

ミノウラ 塩化ビニール

トレーナーマット4

 

全てゴム製ではありません。

壁の内側用の防振材を、防振マットとして紹介しているブログもありましたが、明らかに間違いです。重さに耐えられず潰れますし、破片が飛び散ります。

私の場合は、 GARMIN Tacx FLUXのスマートトレーナーとタイヤ台を買い、それぞれ3点、2点で支えているので、計5枚のゴムが必要です。

面積を測った結果、以下の大きさのものが必要だと分かりました。タイヤ台の前を「タイヤ前」、後ろを「タイヤ後」と書いています。単位はcmです。結果、30 × 30cm(以下「30cm2」という)のゴムが必要だと分かりました。

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30cm2の防振ゴムの中では、倉敷化工のゴムが1番安く、振動のデータも掲載していて信頼できそうだったので買いました。本来、精密機械の防振に使うもののため、1番薄いものでも1cm2につき11kgの重さに耐えられるので十分です。

送料込みで1,000 ~ 1,500円、公式マットの約10%の価格です。

 

TRUSCO製だと500円前後で買えます。精密機械ではないので、こちらでも良いとは思います。

 

最低限の大きさに切るとゴムが少し余りますが、捨てるのはもったいないので、それぞれ同じ割合で大きくしました。

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切るとこんな感じです。溝があるので、定規がなくてもキレイに切れます。

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ゴムが少し匂うのでビニールに入れて、セットするとこんな感じ。すっきりして非常に良い感じです。

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公式マットの問題点2:衛生

他のブログだと、床が汗で濡れなくて良いと書かれています。確かに、ビニールなので床に汗が染みない点は衛生的かもしれません。しかし、マットの横からゴミが入り混んでしまうので、一長一短だと思います。

その分、写真のように車体の下に1枚、心配であれば更に両端に1枚づつ、Hの字になるように敷けば問題は無いと思いますし、すぐ洗えます。ダイソーで買えばバスタオル1枚200円です。

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加えて、私は車体にもタオルをかけています。

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サドル側は、邪魔なタオルを安全ピンで止めています。タオルの滑り止めとして、車体に輪ゴムを結んでいます。

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ブルカットの問題点1:防振性

防振性に優れていると書かれていましたが、公式ページにスポンジという記載があるので、少なくともゴム製ではありません。
ブルカット2 │ GROWTAC

ブルカットの問題点2:高さ

もう一点、伸縮性があるとも書かれていました。スマートトレーナーは、車体が固定されるためダンシングができません。しかし、このブルカットを入れると、スポンジのため程よく沈むとの話です。

しかし、ただでさえサドルが高いロードバイクに乗るのが大変なのに、ブルカットの高さは3cmもあり、台を用意しないと転倒する危険があります。また、ローラー台の前後で3cmも落差があると、機械本体にも変な方向に力が入ります。価格も、高さを合わせようともう2個買うと、約1,300円×4個で5,200円です。

 

そこで私は、高さの問題を解消しつつ柔軟性を持たせるために、地震対策用の粘着マットを買いました!

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アイリスオーヤマの商品は、大きさが10 × 10cm、厚さが5mmで1枚1,100円です。硬いグミのような手触りで、耐久性も柔軟性もちょうど良い気がします。

 

先ほどの防振ゴム8mmと併せて1.3cm。ブルカットの半分以下です。乗り心地は、少し柔軟性が出て車体を少し振れるようになりました!

最後に

以上、いかがでしたでしょうか。

  • 公式マット…10,000円
  • ブルカット4つ…5,200円

計15,200円に対し

  • 倉敷加工の防振ゴム…1,500円
  • 地震用粘着マット2枚…2,200円

全て公式で揃えるのが目的でなければ、計3,700円と75%安く、機能的だと思います。

続く

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