屋内での嘔吐は、より感染対策が必要になります。
新型コロナウイルスの感染経路
厚生労働省のウェブサイトでは以下のように記載されています。
(1)飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いるとき
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。他者がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省
飛沫以外にも嘔吐・下痢などからの感染リスクもあります。
排泄物からの感染にも注意が必要です。日頃から通常の感染対策(手洗い・うがい・咳エチケット・人の手が触れるところの消毒など)を徹底しましょう。
排泄物にも注意しよう!新型コロナウイルス感染症
嘔吐や下痢の対処方法
以上のように、くしゃみ・咳・つば・嘔吐・下痢など、患者の体内から出るあらゆるものが感染源になります。特に嘔吐や下痢は、容態によってはトイレ以外の場所でしてしまうケースもあり、その場合アルコールスプレーをかけるだけでは処理できず、匂いや、その処理自体も苦痛です。
そこで役に立つのがゲロポンです。
病院や飲食店で働いている方は見たことがある方も多いかもしれませんが、嘔吐物を素早く殺菌・凝固して、付属のちりとりで回収できる非常用キットで、以下のような流れで簡単に処理できます。
ゲロポン (NO.175-W)
ゲロポンには4種類あり、価格が上がるにつれて付属品が増えていきます。
最も低価格なゲロポンがNO.175で、ポリ手袋、ペーパータオル、ヘラ、ポリ袋、 凝固剤、マスクのセット。主に飲食店向けで、約1,000円です。
ゲロポン-V (NO.177-W)
ゲロポンに除菌剤が加わりました。今回の新型コロナウイルスやノロウイルスなどのように、感染リスクがある嘔吐物の処理に向いています。
ゲロポン-S (NO.178-W)
ゲロポン-Vにエプロン、靴カバー、帽子が付き、より感染しにくいキットです。紙のマニュアルも付くので、どんな状況でもスムーズに処理できます。
ゲロポン-DX (NO.183-W)
ゲロポン-Sにポリ袋、ポリ手袋がもう1セット追加され、エプロンが長袖に変更されます。ゲロポンの中で最も安全に処理できるセットです。
新型コロナウイルスで使わなくても、嘔吐する可能性が高いノロウイルスでも使えますので、今回を期に、一家に一個用意してみてはいかがでしょうか。
最後に
これから感染が広がるか、感染を食い止められるかどうかは個々人の意識にかかっています。実際インフルエンザの罹患率が昨年の1 / 6になったというニュースもある通り、国民の意識は非常に高まっているようです。万が一のためにも、できればゲロポンやハイターを準備しましょう。
以上、参考になれば幸いです。